Keiko N. 妊婦エッセイ

妊婦の提案

日本の少子化を憂う私ども夫婦は、齢30にしてやっとではありますが、家族計画を直視し、この度めでたく子供を授かることとなりました。

東京都は、他県に比べ、女性の妊娠及び出産に対して、進んだ政策を設け、様々な面でサポートをしているのだということが、始めてわかった今日この頃ではありますが、働く妊婦にとっての環境はまだまだ整っていないと嘆いている今日この頃でもあります。

今日び、共働き夫婦は決してめずらしくはありません。と、言うことは、働く妊婦だって、相当数いるはずです。

東京都での高い生活費を支えるために働く女性。
才能と経験をフルに生かして、責任ある職業に誇りを持つ女性。
明日の見えない時代を自覚し、夫の「いざ」にも対応するべく頑張る女性。

そういった女性達が取り組む「日本の明日を担う世代の育成」をもっと、行政だけでなく、一般の方々にも誇りに思っていただきたいと、常に思う私です。

区や病院が主催する母親学級には、是非とも参加したい「新米妊婦」ですが、それもスケジュールは「平日の午後」。
仕事をどうしろというのでしょう?
「今どき土日の学級はないのでしょうか?」と聴けば「父親学級は土曜日です。」とのお答え。
「父親学級へ出れば、母親学級は出なくても大丈夫でしょうか?」と聴けば「内容が全然違いますから。」とのお答え。
お話にならない・・・。

有給をいつでもとれる妊婦ばかりと思われては、職場での女性の価値をないがしろにしていると取らざろう得ません。

私の場合、江戸川区に住み、渋谷区で働いています。
当然通勤は地下鉄。階段やラッシュが怖い毎日です。

優先席のマークには、お腹の大きいお母さんのイラストもあるけれど、実際問題として、あんなに大きなお腹になって、誰が見ても妊婦という姿になるのは本当の後期。
それだって、おそらく席を譲ってくれる方は少ないでしょう。

つわりで苦しいとき、腰が痛いとき、貧血でふらふらのとき、大概の妊婦は、外見ではわかりません。

午前中に道端でゲーゲーやっているのは「二日酔いの人」、夕方以降にゲロゲロやっているのは「飲み過ぎの人」、青い顔でふらふらしているのは「ちゃんと正しく栄養をとっていない今どきの人」・・・。

違います!そうじゃありません!妊婦だったりするんです!!

そこで思い付いたのが「妊婦バッチ」です。
小さくてかわいらしいピンバッチを母子手帳とともに交付していただき、出産と同時に産院を通じて返還する。

任意でバッチをつけて歩けば、急なアクシデントやエマージェンジーもちょっと安心です。

車には若葉マークやシルバーマークがあります。
妊婦には妊婦バッチ(もうちょっとしゃれた名前にするべきでしょうが・・・)はいかがでしょう?