Keiko N. の言いたい放題スペース 2007
今年の言いたい放題

しばらく前から、なんとはなしに、
私のコンレポの存在価値ってなんだろうと、
馬鹿馬鹿しいことを考えるようになりまして、
昨年は「激辛批評」と題して切り口を変えて書いてみました。
今年も正月コンサートにて沢田詣でを終え、
なんか書く?と思いましたが、
激辛と激甘が混在しているのがKeiko N. だよなあと
静かに考えた次第です。

それでもやはり、ジュリーは神様であり、御大および澤會のすべてが
「完全完璧」だと信じておられるファンの方は、
間違ってもこの先をお読みになりませぬようにお願い申し上げます。
読んでしまわれても私には一切責任のとりようがございません。


渋公(別名:C.C.Lemonホール)
8月4日(土)「生きてたらシアワセ」
ツアー初日!阿久悠先生追悼スペシャル

百万遍も使い古された歌の詞ではないけれど、月日の過ぎゆくのは実に早いものだ。
あっという間に、ツアー「生きてたらシアワセ」の感動の初日から一ヶ月以上が経ってしまいました。
私の記憶はもう、遥か彼方に霞がかかっちゃった感じでございまして、大変に申し訳ないのですが、とてもとても、まともなレポートは書けそうもなく、また、実際問題として(?)今ごろこんなもの、読む人もいないでしょう。

と、思ったら、何となく気が楽になったので(?)自分自身の記録のために、一応書いておく事にしました。わはは。

お正月のコンサートからこちら、沢田さまは春団治さまになってしまわれ、そりゃ、お芝居も良いんですが、やはりその、何と申しますか、私にとってのジュリーの真髄と申しますか、存在意義はやはり歌。
ツアーの始まるのを、今か今かと待ち続け、6月25日、50代最後のジュリーの誕生日には新しいアルバムも発売され、真面目な予習も乗り越え、ツアーが始まるまで秒読み。

そんな時に、かの阿久悠さんが亡くなってしまった、8月1日。
私はショックで翌日、会社で泣いてばかりいた。<仕事にならん

ですから、ファンの間では、このツアーの初日、非常に普通でない雰囲気が漂っておりまして、ステージに現れるジュリーの気持ちまで勝手におもんぱかり、さて、今日のコンサートはどうなってしまうのか?と気が気でない方が多かったのです。
もちろん、下世話な思考で恐縮ですが、この、胸の痛くなるような状況で、ジュリーはいったい何を歌うのか?阿久悠さんの曲はあるのか?なにか、コメントは出るのか?などなどなどのハテナ・マークが小さな頭蓋骨の中を駆け巡っていたわけです。

下手から、粛々と登場された沢田氏は、舞台中央でおもむろに客席に起立を呼び掛け、哀悼の意を表して「時の過ぎゆくままに」を歌った。
会場の私たちに「ご一緒に」とおっしゃった。

なんということだ。
なんというコンサートツアーの幕開けだ。
一緒に泣きながら歌っちゃったじゃないか!!!

ジュリーの一着目の衣装は黒。
この日のためのような黒。
左の腕には紗の喪章がピンで留めてあった。

黒いパンツに黒のジャケット。
翌日のスポーツ新聞には「緑のギンガムチェック」と書かれていたりしたが、私からは「白黒のチェック」にしか見えなかった。
小さめの丸みのある襟。上の部分は黒い生地で、下はチェック。
アシンメトリーな裾のカット。袖口や見頃の切り替え、襟から続く合わせのふちに黒いパイピング。
右の肩から袖上部にかけて、右前身頃のポケット位置あたりに、グレイの花のようなデコレーション。
ジャケットの中は、白いシャツブラウス。
スタンドカラーに、長めのリボンタイ。
英字新聞(Tribuneの文字が見えたけれど、どこの新聞かは謎)をプリントした、軽くコーティングしたようなテカリと硬さを感じる生地が、リボンタイとカラー、右のカフス、右肩から右前身頃、右袖の半分くらいに使われていた。
このブラウスは、素敵だった。

新しいアルバム「生きてたらシアワセ」は静かなアルバムで、バラードと言うのか、テンポの早い曲は少なくて、このライブはいったいどんな構成になっちゃうのかな〜と個人的には心配していた。
できれば、元気が出るようなライブを堪能したかったから。

動揺が広がった1曲目のあと、「いとしの惑星」。
無理矢理涙を振り切るような身の振り方だ。
そして「希望」。
世界、平和、希望。
あまりと言えば、あまりのメッセージ。
言いたい事はよくわかるけど、もっと私たちを現実逃避させてよ、なんて思いながら聴いていた曲だけれど、この日は深く、深く、思うところがあった。

MC(ほとんど記憶にない)のあと、「お嬢さんお手上げだ」。
前奏から気が狂いそうになる私。
数ある阿久悠作品から、なぜ、これをっっっっっっ!嬉しいっ!
「魅せられた夜」「女神」せつない〜。
「いくつかの場面」お正月にも歌われて、想いたっぷりに歌われて、感動したばかりなのに、こんな日に貴男・・・。涙ナミダですよ、ファンだって。

「YOKOHOMA BAY BLUES」「あの日は雨」
この世の中で去りゆく者と残される者と、どちらが辛いのだろうか。
「green boy」なんかこの辺で、やっと少し落ち着いて聴けるようになってきたような気がする。声はきれいに伸びていた。

大きなお世話だが、このまま行っちゃうと、いったい全体、いつ新曲を歌うのかな?なんて心配をし始めた頃、「God bless you」。
神のご加護がありますように、と訳したりするが、私にとっては家族がくしゃみをした時の言葉だ。
あとは、キリスト教徒でもない私がこの言葉を発するのは、もう、どうしようもない状況の中、「嗚呼、私にはもう、貴方に何もしてあげられる事はない。ただ、祈るだけ」という時。
こんなに元気に歌われちゃうと、ちょっと、戸惑う。

「黒いビエロと黒いマリア」雰囲気のある曲。
妄想の世界。背中まで45分とつなげてはいけない。ふふふ。

衣装替え。
唐突ですが、お正月にロマンスグレーだった柴山さん。
今回は真っ黒に染まってまして、さらっさらになびくその髪。
細身の黒っぽいネクタイ、流れる前髪。
あ、なんかに似てるぞ。あれ?誰だっけ?うう〜ん。
ハリー・ポッター!!!

ジュリーの2着目の衣装は今回ツアーの私の一押しです。
デザイン・テーマがはっきりしてて楽しい!
テーマは「海外旅行」です。わはは!

毎度、重ね着で暑かろうねえ〜と思うわけですが・・・。
オリーブ色のナイロン・キャンバス系生地のジャケットコートにマルーンのパンツ。
このジャケットは、スーツケースをイメージしたデザインで、切り替えとトリミングはオレンジ色。右の肩からはネームタグがぶら下がり、肩章部分にはラゲージベルト。ウエストのベルトも細身で、少し左に寄せてラッチフック型の金具がついてる。両袖にはジッパーの切り替えアクセントがあるし、左のウエスト、腰からはバゲージクレームタグがぴろりん。はははは!
くるっと振り返れば、背中にはハンドル〜!!楽しすぎ〜!
背中のハンドルはちょっとすごすぎるけど、このジャケット、私、着たいです!

バゲージクレームタグには通常、3文字のデスティネーション、つまり到着先エアポートが記されているものですが、これが私には気になって気になって・・・。最初にちらりと見えた時は「BKJ」と読めたので、「どこ?それってどこのエアポート!?」と思ったのだけれど、よくよく見ると、「SKJ」にも見える。ううむ。1階の後ろだったからなあ〜・・・。
帰宅してからついつい調べちゃいましたよ。エアポート・コード。
BKJはギニアのBokeエアポート。ぎにあ〜?
SKJはアラスカの僻地、Sitkinak Islandのエアポート。アラスカの島〜?
ここまで来て、大ボケな私は気づくわけです。
「あ、S=沢田、K=研二、J=ジュリー・エアポートか・・・」も〜〜〜。
あ〜、私もジュリー「で」遊んでみたいものだわ・・・。
タケジさん、良いなああああああああ〜〜〜〜〜!

さて、このスーツケース、ならぬ、ジャケットを脱ぎますと、下はオーソドックスな形の白いスーツジャケット。でもテーマはエアメール。
襟から裾にかけて、左胸のポケットも、両ポケットのラペルのふちも、あの、トリコロール斜めストライプでパイピング。かわいい〜〜〜!
ちなみに胸のポケットあたりには切手2枚(3枚?)と消印まで!
このジャケットの生地、ジャケット用というよりは薄手でまるでシャツの素材のようで、しかもそれが裏地をあてずに一重で仕立ててあるようでした。
それがまた、「封筒感」を出していたのですねえ〜。

スーツケースを着ていた時は、何でこのジャケットに、パンツの色がマルーンなんだべ?と疑問があったのですが、この封筒ジャケット姿になって納得。
ジャケットの中のシャツが、ロイヤルブルーだから。
渋めのトリコロールになってたわけですね。いいじゃん。
でも、この封筒ジャケットを脱ぐと、シャツの色はもしかしたら、ロイヤルブルーなんじゃなくて、スカイブルーなの?と思う。
汗ですっかりぐしょ濡れで、そのせいでロイヤルブルーの可能性あり。

あそこまでコーディネートしたならば、ノータイではなくて、何か、テーマにそったタイか何かがあっても良かったかもな〜。<うるさいファン

ここから落ち着いて(?)新アルバムの世界へ。
「生きてたらシアワセ」「ひかり」「太陽」

「天使に涙は似合わない」
この曲。この光実ちゃんって、誰なんですか?
ミツミちゃんのお父さんの病気はどうなったんですか?
いったいあなたとミっちゃんの関係はっっっ!?
と、きっと全国1846名(予測)くらいのファンが思っている事でしょう。

なんてお馬鹿な自分だけの世界にたゆたっていたというのに、その心のゆるみをぐさりと突き刺し、袈裟がけになぎ払うかのような「探偵(哀しきチェイサ−)」。ひょおおおえええええ〜!
きましたね。キちゃいましたね。感動ひとしおですよ。

「明日」をはさんで「ダーリング」「TOKIO」「そのキスが欲しい」!!!
叫びますね。絶叫しますよ、あたしゃ、もう。
この辺になりますと、もう、ファンはメロメロで、歌詞なんかもう、どうでも良いと言うか、どうせ、許しちゃってんだから、まあ、みたいな世界で。

「そっとくちづけを」してくれるのかと思ったら、されたいって歌だったとか。
もう、ど〜でもいいやあ〜。<?

面白おかしいけど切ないMCのあとのアンコール。

衣装はロビーで「ジュリーがきているのと同じ」と宣伝しているTシャツ。
それに、おそらく一昨年のgreen boyの時の衣装ではないかと思われるジーンズ。だって、うしろポケットの緑のパッチワークとかに、覚えがあるんだもん・・・。ま、良いんですけど。
このシャツですけどもね、昨年も「ジュリーが舞台で着ているのと同じデザインのポロです〜」って売ってて、「全然違うじゃん・・・」と思ったわけですが、今回もちょっと「看板に偽りあり」ですね。
正確に言えば、「同じ」だと思いますよ。ベースは。
ロビーで売っているシャツにですね、新宿のokadayaあたりへ出向きましてですね、蛍光色のリボンやひも、ラメやビーズなんかをぞろっと仕入れてきて、ちまちまと縫い付けたり貼付けたりすると、ステージのジュリーと同じシャツが出来上がると思います。思いはしますけどねえ〜。
もちろん私はこのシャツも、前回のポロシャツも、買っておりません。

ちなみにこのシャツの柄にもなってる、アルバムの歌詞カードのバックの柄ですけど、これ、どこの地図でしょうね?すごく気になってるんです。
どっかの地図ですよね。東京都内かな〜〜〜?
歌詞カードの表1(おもて表紙)の左上に、特徴のある公園のような施設が見えるので、ヒントもあるような気はするけれど、同じ地図が反転して中ページに使われていたりして、ちょっとわかんない。ははは。

アンコールは「気になるお前」「AMAPOLA」「月明かりなら眩しすぎない」。
良かったけど、すごく良かったけど、なぜか最後に「勝手にしやがれ」で壁を塗りたい気分で、会場の他の方が何を期待されていたのかはわからないけれど、客電がついたあとも、みんな、ずっとずーっと、拍手をして、ジュリーを待っていた。
結局、出てはいらっしゃらなかったけれど。

特別なコンサートだったような気がした。
ツアーの初日だったからではなくて。

私のこの日の席は後ろの方でしたが、すぐ前の席に、若い女性が座っていらして、この人が終始、小さなフォト・フレームを持っていらしたのが気になり、終演後に声をかける機会がありました。お母様がファンで、亡くなられてからこの日のチケットが届いたのだとか・・・。
きっと、きっとお母様は喜んでらっしゃる。
嗚呼、私も、このお嬢さんのように、バカ息子達を育てなくっちゃ!と思いました。

生きてたら、やっぱり、シアワセは来ると信じたいです。

デザイナーの激辛批評2007

本当は、もう書いてもしょうがないと思ってますけど
「デザイナーの激辛批評:
生きてたらシアワセ/歌詞カード編」

昨年も書きましたから、ここをお読みになられていらっしゃる奇特な方々は「ま〜た言ってるよ、この女は〜」と思われるでしょうし、それを言うなれば書いてる本人も「ま〜た言っちゃう私って〜」って思うんですけど、なんか、私が書いて残しておかないと、こんなこと、他に誰が言うよ?っていう、屈折した存在意義と申しますか、責任感を非常に勝手に感じたので、やっぱり書きます。

今回も、ダメダメです。

こんな事を書く「アンナなにさまのつもりよ?」というご質問には、この「言いたい放題」の昨年の「デザイナーの激辛批評:俺たち最高/歌詞カード編」をご参照くださいませ。また、お読みになられても納得のいかない方は、二度とこちらのサイトをご覧にならないほうが、よろしいかと思われます。

ケースはね、今回、普通で良かったですよね。
整理整頓、保存に困らないし。
でも、何か臭いますね。
シングルのセルロイド板に何かやったようですね。
メントール臭がもれてきますね。
趣味の問題でしょうけど、私は「龍角散」みたいであまり良しとしませんね。
アロマテラピーなんでしょうかね?どうせなら、薔薇とか柑橘系とかねえ。

ご使用の書体は、まあ、趣味の問題でしょうからね。もう、あえてどうこうとは・・・。
ただ、歌詞本文の書体と、タイトルが全然調和してませんね。1ページ目の目次を見ると、一目瞭然ですね。タイトルと、作詞作曲の文字がまったく合ってませんね。なんでこれ、名前だけ明朝にしちゃったんでしょうね。
くそド素人なんですかね。
一曲ごとに、本文を明朝とゴシックで入れ替えてますけど、どういう意図なんでしょうかね?私にはわかりませんね。
くそド素人なんですかね。
余白がたっぷりあるのに、わざわざページごとに書体に長体かけたりかけなかったり。
くそド素人なんですかね。

え?ケンカ売ってるんですかって?
そうですね。売ってるんでしょうね。
買っちゃあくれないでしょうけどね。

各ページの作詞と作曲の人名を、本文に対して逆の書体にしようとしたんでしょうか?
ゴシック体の本文には明朝体の人名?
どうして「ひかり」と「太陽」だけは、混ぜたんでしょうかね?
サイズまでまちまちで・・・。
バウハウス・スタイル?微妙すぎて、そんなスタイル、適応されてませんけど。

英語の誤植、今回も見事ですね。
どのへんからつつきましょうか?
「明日」の6行目の「life」に「l」がひとつ多いなんて、脱力しますね。
小田和正さんがやっちゃってるけど、私は「woh」も嫌いです。
wowかwahか、どっちかでしょう。
「太陽」では沢田の御大ご本人が「wohw」なんてやってるけど。
ま、ど〜でもいいのか、そんなことは。歌詞は創作の世界だし。コトバなんて、好きなように作っても良い人達なんですものね。

表3(裏内表紙)のクレジットは今回もやりたい放題ですね。
マイクロソフトワードでも何でも良いから、一度、自動スペルチェックをかけてみようとか、思わないんですかね。
白井良明さんの「Programming」に「m」がひとつ足りません。
そのすぐ下の行なのに、今度は「Prigraming」ですって。
「m」も足りない上に「o」が「i」になっちゃって、まあ。
あ、でも、今回はやっと「Executive」がつづれたようですね。
でも、やっぱり「Label」は「Rabel」のままなんですね。ちゃんと前回、教えてあげたのに。って、こんなもの関係者は読んじゃいないですね。

でも、世の中何が起こるかわかりませんから、正しいクレジットをここに載せておきますね。
次回コピー&ペーストしてもらっても良いですよ。

***
Produced by
Arrangement, Programming and Guitars
Programming and Keyboards
Chorus
Recorded and Mixed by
Mastered by
Executive Producer

Booklet and Label Design
Art Director
Designer

Presented by
***

ま、これでも私は100%納得はしませんけどね。
名前が重複してもプロダクションとミュージシャンは分けるべきだと思うし。
なんか、悲しくて、パワーがなくなっちゃいました。

私の愛する、大事な大好きな愛しいジュリーの制作物を作ってる人達は、ジュリーを愛してない。
自分の好きな人は、自分が好きなんだから、それでそれだけで本当は良いのだけれど、もしも、他の人も、その人を好きになってくれたら、嬉しい。
大好きな人のまわりに、すぐそばにいる人達が、その人のことを屁とも思っていないって事を、後世に残るもので、はっきりと見せつけられると・・・。
やっぱり、悲しい。

渋公(C.C.Lemonホールとも言うらしい)
1月7日(日)「ワイルドボアの平和」
独断と偏見のコンサートレポート!

明けましておめでとうございます。

今年も何とか、生きて渋谷公会堂へたどり着くことができました。誠におめでたいことでございます。
え?今は、渋公じゃないのよ?って。そんなこと、私には大したもんじゃあありません。そんな、変なレモンの看板付けたって、座席を新しくして舞台の袖をなくしたって、私にとって、あそこは一生「しぶこう」です。それで良いんです。

さて、昨年、好き勝手に書きまくってしまったせいなんでしょうか?澤會さまから「あんたはここで十分!」と送られてまいりましたチケットは、2階席。しかも壁際。「壁でも塗ってなさい。勝手にしやがれ!」という、強いメッセージが心に突き刺さりますね。もちろん、勝手にしますともさ。

スタンドマイクのセットされた舞台に、するすると現れましたる我が君は、燕尾服も凛々しく、なかなか良い感じ。コアでマニアなファンには「どよどよ」のPYG、「淋しさをわかりかけた時」で始まりました。

燕尾服なんて言いましても、結婚式の新郎はこんなかっこはしないわね、というジャケットです。2階席の彼方から双眼鏡で見ましたところ、パンツは黒に近いダークグレーで、後ろのポケットにだけ、ラメ・スパンコールが散りばめられていますが、割と普通。凝っていたのはジャケットです。生地はスモークパープルグレーとクールグレーを切り替えた身頃で、袖はパープルグレーのみ。左の襟のボタンホールには真っ白なカーネーションを挿し、ちょっと下目に付けたポケットからはフリフリ、白いレースのチーフがひらひらと。

問題はジャケットの柄なんですが、こんなデザイン、どうやって、文字にすんだべ?と悩むことしきり。色味としては玉虫色。ブルーとグリーンとグレーとシルバーの世界で、きらきら光る感じは「マザー・オブ・パール」。日本語で言うところのアコヤガイの内側っつーんでしょうか。象眼細工のようなパターンが、両袖のサイドに、縦に袖口まで伸び、襟と前身頃は切り替えのところをメインに、散りばめられておりました。誤解を承知で申すならば、その柄は、松本零士の描く銀河鉄道999の機関車内部。機動戦士ガンダムのキャラが着ててもおかしくないかも、って感じでした。(ああ!こんなヲタクしか理解できない表現って!爆!)

このジャケットを脱ぎますと、中のシャツはシンプルなペールグレーのカットソー。フロントが首元から裾まで続くジッパー(に見えたんですが、謎です)で、ルースなハイネック。ジャケットと同じモチーフの象眼玉虫ラメテープが袖と脇、左胸(ポケットのフラップにあたる部分)、肩章部分にあしらってありました。

さて、上記でファンが「どよどよ」したのは、なにも選曲だけの問題ではありません。わずか2秒で私の脳裏には数年前の驚愕がよみがえってしまった、その声。

ど、どどど、ど〜〜〜〜したんですか、その声はっっっ!?

前日の初日の噂では私の耳には何も入ってきておらず、ショックは大きかったです。声、がらがら。出てないじゃん。ぜんぜん。「声が出ません」って御大本人もすぐに表明しちゃうんですが、最後のMCで詳細説明されるにしても、ファンとしては目玉がぐるんと後ろへ回って、白目のまま顔面蒼白でぶっ倒れそうな瞬間でした。本来であれば、しょっぱなから立ち上がる私ですが、この時ばかりは、すぐ後ろにおガキさま(推定小学校低学年)を二人も連れてご来場の方に「ひた隠しにした怒り」と共に気を使い、座ったままでいたことが幸いしました。

以前、正月ライブの初日に、年末年始とやり放題、風邪も引きやすいし、勢い余ってリハに力を入れすぎ、喉がめちゃくちゃ・・・という状況があり、初日は避けたはずなのに、この仕打ち・・・。神様、沢田さま、なんてこったい。

なんかね、本人がおっしゃるには、やっぱりやりすぎたようなんですよ、リハーサル。で、フルリハのあとに本番やったら、すっかり、いかれちゃったそうで、この朝起きたら声が「一滴」も出なかったと。(面白い言い方)
で、ありとあらゆる作を労して、普段なら自分のジャグアで来るところを、目の玉飛び出る大枚はたいて横浜からタクシー乗って、霞ヶ関の事故渋滞まで乗り越えて来たんだと。(貴男の大きな目玉が飛び出る額ってどんなよ?)
あっという間に芸歴40年の御大が、恐怖感で一杯になったまま楽屋で喉を温める姿って、見たくないわ。なんでも、このまま声が出なかったら、舞台で土下座しようと思ったとか。
可愛げも何も、もう残っちゃいないファンの私としては「それはそれで、また、見物だったでしょうね」と心の端で考えてしまったことを、正直に友人ファンに話したところ、少なくともその二人も同じことを考えた模様。

「ジュリーさま、世の中はかなり、厳しいですよ」と、この場を借りてお伝えします。

そうなってくるとですよ、私は深く深呼吸をして、どっしりと(実にどっしりと)真新しい椅子に背中をあずけ、「じゃ、まあ、見せていただきましょうか。貴男の老獪なチカラ技を」となったわけです。我ながら、嫌なファンですね。

手拍子もばっちり揃う「俺たち最高」。続く「Good Good Day」「Everyday Joe」も、のりのりなんですが、こういったテンポの良い曲は、キレの良さでカバー。問題はこのあとに続くバラード群です。

「護り給え」護ってあげられるものならば、もとい、護らせていただけるものならば、いつでも護って差し上げますよと、会場の87%(目測)はオーラを発していましたよ。

「Don't be afraid to LOVE」「約束の地」声のかすれ具合が、切なさを倍増させている。うますぎる・・・。許せん。<?

「堕天使の羽音」グレースのコーラスと、なかなか素敵な感じ。ただ、どうしても「はおと」が「かおと」に聴こえたのは、声の不調のせいなんだろうか?

「強いHeart」やるせないですね。色んな意味で。あきらめはファンの優しさじゃないと思いますよ。病気なんです。一種の中毒。不治の病。ああ、なんでこんなに愛してるんだろう。プライド捨てて、守って下さいね、これからも私たちを。

「I'M IN BLUE」生真面目なジュリーの英詞がくすぐったい一曲。あ、唐突ですが、今回、このライブのセットリストをiTUNEで作成していて気がついたんですけど、再版されたG.S.I LOVE YOUのCDだと、この曲とI'LL BE ON MY WAYの曲とタイトルが入れ替わってるんですよね。こんな時代が来るなんて、音楽業界の方も予想をあまりしていなかったせいなのかどうか、CDをコンピューターに突っ込むと、タイトルの誤字とか多くて笑っちゃうときがありませんか?

「坂道」やっぱり、御大はすごいと思いました。ちゃんと、聴かせてる。あきれる。そして、泣ける。貴男の歌声にはやっぱりドラマがある。

お着替えです。ちなみに、柴山さんの失敗パーマが矯正されてとても素敵に流れるロマンスグレーになってて良かったです。ネクタイはパーブル系の斜めストライプでジュリーの1着目の衣装にとても合ってました。

2着目はま〜!ごてごてのマリーアントワネット風(友人シルビー<仮名>談)。襟元から裾まで二重に仕立てたジャケット。ブルーグリーンのグラデーション生地。最近、本当にこの色具合がお好きですなあ、早川さん。小さめの襟の中にスタンドカラーの襟を重ね、ウエストを花の柄の後ろから細かいタックを沢山とって絞ったジャケットの長めの裾は、左身頃がぐるりと後ろまで(半身)骨で(?)ふくらんで持ち上がっていて、その下から同系色の薄手の生地がプリーツたっぷりのスカートのように流れる。そのジャケット全体に、シルバーの花をモチーフにした立体的な刺繍とアップリケ(とは言わないのか?)がごてごてごてごて〜〜〜〜〜っ!背中までごてごて〜!右袖の肩なんて立ってる!重そうな衣装でした。

このジャケットの下には同系色のグラデーション(手染めか?早川さんホントに好きだなあ、これ)生地で、割とシンプルなスタンドカラーのシャツブラウス。前立ての左側にだけ、ジャケットと同じモチーフの、お花の刺繍アップリケが縦に並んでました。このブラウスと同じ生地でストールが作ってありまして、ジャケットを脱ぐ前からこれを首にくるりと巻いたりしてました。

「月明かりなら眩しすぎない」「Snow Blind」衣装にライティングが映えて、季節感もあって、素敵でした。バラード多いなあ、今回・・・。

「KI・MA・GU・RE」ひょわ〜!前言撤回〜!嬉しい〜!キヨシロ〜!こう来たら、もう、座ってはいられませんわ!後ろの席のおこちゃま二人が気になって、振り向くと、一瞬あぜん・・・。連れてきてる母親、立ってるじゃん・・・。なんだよ!こっちは気を使って自粛して立たなかったのに!それってルール違反じゃないの!?私が愚息を連れて行ったときは、両端前後の方々に事前にご挨拶、お断りさせていただきましたし、前の方が立たれても見えるように踏み台まで用意しましたことよっ!きいっっっっ!ついでに言わせていただければ、きっちり予習させて来なきゃ、ダレダレでぐったりしちゃうのよっ!準備が甘すぎるわ、アナタっ!

「1989」ああ、貴男と私が結婚した年ですねえ。お互い相手が違ったのが残念ですわ。

ここで、何だかシラン曲が・・・。新曲なのか?テンポが良いので、まるで既存の曲のように、会場全体がのっている。もしかして、知らないのは私だけなのか?

「CHILD」「GO-READY-GO」走る走る。

「THE VANITY FACTORY」待ってました!もう、この日の私の目玉はこれ!お願いだから、カラオケにしてくれ!縦ノリで壊れる私。

またもやシラン曲。どうでも良いが、今度のアルバムは平和非戦人類みな兄弟系なのか?ここ数年、御大の作詞にはそういうテーマが多くて、それはそれで正しく美しいのだが、やはり、俗物のファンとしては、もっと開き直って、男と女のめくるめく愛憎物語を歌って、不健全な世界にもっと逃避させていただきたい気もする。そこんとこ、みなさん、どうですか?

「いとしの惑星」特に好きな曲じゃないに、腕振り上げて踊ってる私って・・・。

お着替えでアンコール。

3着目の衣装は純白のブラウスと2着目のままのパンツ。
スタンドカラーと少し長めのカフスに、くるみボタンのブラウス。に、友人がぼそりとつぶやく「おやじタオル?」じゃないっての!!!形容しにくいストールでしたねえ。本体と共布の純白の生地を大きな三角に断ってですね、きれいなドレープになるようにたたんで〜、首のまわりをぐるっと回して〜、左右の裾がアシンメトリーになるように垂らして〜、ずれないようにそっちこっち縫い止めて〜。長〜く、パンツの腿まで垂らした左側の縁にだけ少しフリルをつけて〜、最後の端っこは「切りっぱなし」で、糸をほつれさせる〜、と。ぜんぜんわからない説明でごめんなさい。
でも、素敵でした。シンプル・イズ・ザ・ベスト、ですよ〜。

「30th Anniversary Club Soda」もう、40thですもんね。感慨深いです。本当に。色んなファンの方がいらっしゃるでしょう、って、御大自身もMCで言ってらっしゃったが、まったくその通り。ジュリーの芸歴=自分の年齢ですってファンも、お忘れなく!

長い「声が出ない恐怖」MC。色んなことがあって、一言で言えないっ!と、可愛く後ろをむいて「いくつかの場面」。
すごすぎる。
は・なぁ〜れ〜な〜いぃ〜♪の高音サビで、一度目は辛そうに、そして、二度目はお見事に、ファンの全てを魅了した曲でした。
もう一度、誰に集まってきて欲しいのでしょうね。こんなに、ファンは集まって来てるし、本当は、貴男の望んでいる人々も「お〜い」って呼んでもらうのを待っているだけなのかもしれませんよね。

「TOKIO」パパンッ!と手拍子が気持ちいい!はじけていたら、ドラムの脇の奥へもぐってしまったジュリー。ん?うがいするんじゃないの?と思ったら、真っ白なおべべなのに、べったりと床に這いつくばって。どしたの?もうギブアップ?
まさかピアノの泰輝さんの影響じゃないんでしょうが、五体投地を始めましたよ。まったく。これは、仏教での聖地巡礼の超正しい祈りと歩みを合体させた形なんですが、これをやる人は膝も手も布でぐるぐる巻きにします。じゃないとすぐに血まみれになっちゃう。白いブラウスに鮮血が飛んだら、違う曲になっちゃうっての。
声が出なくて、ファンに土下座を考えたという御大の、これはもしかして、ファンへの感謝と減罪要求の究極の形なのか?などと、とんでもないことを考えた私ですが、いや、御大に限って、そんな殊勝なことはすまいな、なんて笑っちゃったわけです。

双眼鏡の向こうから、そして双眼鏡なしには表情さえもわからない私の視力を乗り越えて、勘違い光線をねつ造し、麗しの即興の吟遊詩人としての貴男など、もう、この際、どうでも良いわという気持ちで、むこう半年以上「沢日照り」に突入してしまうファンとしては、それなりに十分に、楽しませていただきました。

結局
、今年も、ジュリーなしには生きられない「放っておかれても付いて行っちゃう」衣食住沢Copyright: Keiko N.なファンとしては、悔しいながらも貴男には勝てないということなんでしょう。

 

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2002年のコンレポはどっかいっちゃいました
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2000年以前のコンレポはもうどうでもいいかと