Keiko N. の言いたい放題スペース2003
独断と偏見のコンサートレポート!
2003年5月10日(土)渋谷公会堂
コンサート・ツアー2003
芸能生活三十五年突破記念「明日は晴れる」パート1
なんと、気がつけばもう桜は散り、ゴ−ルデンウイ−クすら終わってしまい、あとはうっとうしい梅雨を待つばかり・・・なんて惚けていたら新アルバムが発売となった。
が、どうも耳までボケ始めていたのかどうか、どうも目が覚めない。
アルバムをエンドレスリピートで延々聴くのだか、ど〜〜〜も耳に残らない。
ふと気がつけば、顔がほころびつつ一緒に叫んでいるのは「は〜んし〜んタイガ〜〜〜〜ス!」って・・・自慢じゃないんですが、私はスポ−ツ音痴。
ワ−ルドカップの騒ぎだって「あ、そ」だったし、夏の甲子園すらろくに見ません。
プロ野球なんて、球団名も監督も、はっきり言って、全然知りません。
私にとってのプロ野球シ−ズンとは「好きな番組が延長戦で繰り下げられてひどく迷惑」なシーズン以外の何ものでもございません。
そんな私が嬉々として「六甲おろし」を熱唱していいのか?

そんな疑問が渦巻く頭でせっかくのライブを想像しても、ちっとも熱くなれませんでした。
まず、とにかく、それを、ここに、深く、陳謝いたします。

いや〜〜〜〜だって、すごく面白かったんだわあ〜このコンサ−ト!!!
過去に、これだけ笑いころげたライブがあっただろうかっつー面白さ!
仮にもかの沢田研二御大のライブを形容するに「面白い」と言うのは大変に失礼なのかもしれませんが、本っっっっとに楽しかったんだからしょうがない。わはは。
欲を言えば、笑ってる間に終わっちゃって、記憶が「わはは」になっちゃってて細かいことをな〜んにも覚えていないので、このコンレポは「ひじょうにボロい」ものになってしまうだろうと言うことです。ごめんなさい。

オープニングは睡蓮。このイントロのガンガンくるところが私にはどうも光線と重なりがちです。
今回のお席は7列目。舞台向って左側、柴山さん側だったのですが、めずらしく割と前列の方々が視界を遮らない状態で、7割はしっかり見えました!やんや!(身長が不自由な私にとっては最前列以外、5割見えたら良しとするのです)
しかも、根性のまがった私は、こんなに松なお席と言うのに双眼鏡持参。もう、どアップですよ。どっあっぷっっっ!!うひゃあ〜!(これが後で恐ろしい結果を呼びます)

ソデから登場された御大。一瞬何が出てきたかと思ってしまいましたね。
0.3秒後、爆笑!あっはっはっはー!こういうのもありなのね〜!
自称ネットジュリーファン界のピーコこと、Keiko N. としては、今回は「合格」*です。(*コピーライト、パティさま)
ネイティブ・アメリカン、ぶっちゃけて言うと「インディアン」衣装ですね。
まあ、はで派手。どのトライブがデザインのベ−スになっているのか、そんなことまでは私にはまったくわからないのですが、白を基調とした戦闘用フルセットでした。
頭には巨大な羽根のヘッドドレス。諸先輩方の申しますにはタイガ−ス時代の衣装のリサイクルでは?ということでしたが、私には正直言ってわかりません。
あの類いの衣装はよほど保存状態が良くないとかなりポケちゃうんじゃないんですかねえ。でも、御大、物持ち良さそうだしな・・・。
ともかく、そのヘッドドレスのすごいことったら!こめかみからはホ−ンが突き出て、その下にはラクーンの縞シマしっぽがぶらさがり、ふわふわふさふさ、ばさばさ・・・。空飛べるわ、ジュリ−・・・。後ろ姿がまたすごい!ヘッドドレスのすそがきれいな曲線を描いてゆれますねえ〜。
ジャケットは薄いベ−ジュというかナチュラルホワイト。袖にはフリンジがなが〜くたなびき裾には羽飾りがふわりふわり。アクセントの赤い羽根がシンメトリーできれい。ヘッドドレスで隠れてしまうことを計算してか、後ろ身ごろが寂しかったのですが(タケジさん!ジュリーはかぶりものは早い段階で脱いじゃう方なんですから背中も手を抜かずに参りましょうね!)前身ごろは懲りまくりでした!リーフをイメージしたかのようなカットアウトパターンに、明るいイエローグリーンのメタリックなパネルをインセット。裏地のレモンイエローと、とっても合っていて軽やか!
パンツはジャケットに合わせた素材と色。クロッチとサイドにウォームライトグレイのパターンを配して、サイドにはフリンジ。

あ、ちなみに今回、お席の都合上、腿から下はまったく見えておりませんでしたので、その点はご了承下さいませ。

ジャケットの下には黒いブレストプレートまでしっかりとウエストでしばってあり、お見事!今まで考えたこともありませんでしたが、あのブレストプレートっちゅーのは、ベスト的な効果があるものですね。お腹がめだたない!わはは!ごうか〜く!
ブレストプレ−トの下は黒のニットのシャツでしたが、メタリックなアクリルで金・青・茶・赤のストライプが、肩からウエストへ軽いV字に描いてあり微妙なスリム効果にタケジ氏の御大への愛情を感じたのでございます。(勝手なファンの妄想その壱)

この1着目に合わせ、御大の両ほほにはトリコロールのビニールテープが貼ってありまして、最初は私も「なにっ?描いてきちゃったの?それじゃああとでど〜するの〜!」と焦ったのですが、そりゃ、馬鹿というもので、すぐにはがれるテ−プでございました。
何せ、歌っている間に鼻の脇、口元近くからピロリンと浮いてきちゃうんですね。
あれは、少々歌いにくかったのでは?

デモですね〜、そんな心配は御無用の歌いっぷりでございましたね、今回は。ああ、あなたの熱唱は、何と気持ちが良いものなのでせう。感涙。

早々に明日は晴れる。う〜ん。コメントなし。
シーサイドバウンドで一気に会場が跳ね上がり、THE FUGITIVE。

個人的な話(このレポ−トはつねに個人的な話で終始するんですが)英語の曲目はどうも私は聴いていてこっぱずかしい。なぜなんでしょうか。ううむ。
御大の英語での歌い方はとても丁寧で好きなんですが。TとかNとかをきちんと歌うところとか・・・。生真面目と言っても良いほどの発音法のせいかも・・・。

私の友人(アメリカ人)にコマーシャル・シンガーがおりまして、それこそTVCFの英語シャウトとか、ゲームの声とか、不思議な仕事を沢山されているその道では有名人でして、彼が「その昔」(どのくらい昔なんだろう?)ジュリーに「発音講師」として雇われた事があると言っていたのですが、あまりに昔でどんな曲だったかも記憶にない、と。FUGITIVEあたりだったかもな〜と、ふと、思い出しました。

で、モナ・ムール・ジュ・ヴィアン・ドゥ・ブ・ドゥ・モンド(巴里にひとり)。
今わたし、アルバム見ながら打ちました、このタイトル。一生憶えられそうにありません。わっはっはっは!英語の曲はこっぱずかしいが、フランス語の曲は、更に恥ずかしい!私、フランス語ってのに弱いんですよね。何か、フランス語で言われるとすべてが「おっされー!」で、かつまた「いろっぺー」感じがするんですね。うふ。

今回、しみじみと良い角度から御大の素手を見せていただき、前回のコンレポの下の根も乾かぬうちに何ですが、やはり、手も老けましたね。男の手。それもまた良きかな。
右の大きな傷跡も、初めてはっきりと見せていただきました。結構深かったんですね。まったく男の子ってのは恐ろしい怪我をするものだ・・・。くわばらくわばら。

何度聴いても良いものは良い、君をのせて。

このレポ−トを読んで下さっている方全員に「大馬鹿者」と烙印を押されても仕方がないことではありますが、今回、私は本当に数えきれないほどの「勘違い光線」をあびました。まさに「浴びるほどの勘違い光線」!!!なんて「お松」なお席でしょう!
ちょこまかと双眼鏡を覗いておりまして「ああ素敵な目!」なんてうつつを抜かしつつ御大のお姿を追っておりますと、予告なしに(当たり前だ!)御大は私の真正面へと移動し、ずい、と私を直視するのであります。「げ!すっ!すみません、失礼しましたあ〜!」と私は慌てて双眼鏡を下げる。これを何度繰り替えしたことか。
超どアップのジュリーと目が合うことの恐ろしさをあなたはご存知でしょうか?
何であんなに怖いんでしょう。心臓が凍りますね。「ひっ!」って感じです。
裸眼で目が合う分には、もう、もう、もう。「あ〜っ!王子様〜!!」って感じなんですが。はっはっは。
君をのせてを歌いながら、とろけるようなその視線の先にこんなわたくしめがっ!!
イっちまうかと思いましたわ。あ〜。至福のひととき。

新アルバムから、次々に甘い印象、Silence Love、Hot! Spring、100倍の愛しさ。
ひぃ・ふぅ・みい・よ、でも歌詞に合わせて指折る私に御大はうなづかれる。(<寝不足がひどくて完全に白昼夢状態か?)

違いのわかる男。この曲は、私の新アルバム一押しです。好きだなあ。
腕を振り上げずにいらリょうか!!!って曲ですよね。

そして静かにPEARL HARBOR LOVE STORY。この曲はどうもあまり好きになれないのですが、今回気がつきました。曲は嫌いじゃないんです。歌詞が嫌なんです。
作詞された御大には悪いんですが、声が力強くのびる、良い曲ですよね。歌詞、変えませんか?(ジュリー本人が読むわけないのを良いことに、実に言いたい放題!けっけっけ!)

ここでお着替え。

ライティングのせいで見間違えていたのかと思っていた柴山さんを注視するとやはり何かが変である。その髪型は・・・。モンチッチ化している。柴山さん、あなたにはキッチリとした黒髪がお似合いです。パーマもいかがなものかと思います。ううう。

後半、時の過ぎゆくままにで始まる。
2着目もいけてるっっっっっ!
なんてKeiko N.コンレポ泣かせな衣装っっっっ!
説明のしようがないじゃないですかあああああ〜!困るなあ。
茶色のジャケットとパンツ。色味はあえて言うならDICの307番。(<誰もわかんねっての!)
最初はギャザ−のより具合から革かな?と思いましたがこれは間違い。
キャンバス/デニム系の布に特殊な塗料で彩色した、ある意味で劇団四季のミュ−ジカル衣装を彷佛とさせるジャケット。裾にかけて少し明るくなってました。
ここしばらく、早川氏は手描きデザインにハマっておられるようだ。ふむふむ。
全体にランダムなギャザーを沢山よせて明るい赤茶色の(DICの202番(笑))メタリックな(本当に金属かも?)パネルチップと大きな花形の飾り。マットな布地と綺麗に反射するデコレーションが絶妙でした。背中にも、スパインに沿って四角いチップが並んで、素敵なアクセントになってました。
このジャケットの襟、カラ−が大きなオフ・タ−トルで、本当に御大のためのカットライン!!!これですこれ!何が素晴らしいって、首が気にならない!(爆)
あごの線と綺麗にオフセットされて本当に細く見えるったら!!!
ジャケットの下には、これまた不思議な黒地にブルーのメタルで肩から袖、胸にかけてデコレーションされた(○○マン風と言うかショッカ−風と言うか)シャツ。このシャツも、胸までのキラキラデコレ−ションの下から斜めにウエストに向って縦のストライプが2本入っており、ウエストを細めに見せる効果に愛を感じる私でありました。

夢見る時間が過ぎても、鼓動、お前にチェックイン。

誠に蛇足ですが(あえて書いちゃうんですが)、このあたりで左手2階席が迫り出した脇の照明用ボックススペースに田中裕子さんを発見。おお。いらしてましたか。
化粧ッ気のない柔らかな印象で、淡々と鑑賞されている姿に「ふ〜む、そうか、夫婦と言うのはそういうものであったか・・・。」と勝手に納得してたりしたんですが、後半、のりのりのヒットメドレーで盛り上がりまくる会場と共に、腕は振るわ拍手は惜しまないわ、表情も最高で「ああ、この人は最高のファンだったんだよな」と嬉しく納得。
ポラロイドガ−ルでのはしゃぎようが可愛いったらありませんでした。

A・C・B、そのキスが欲しい。いや〜、これは名曲だよね〜。(ね!はっちゃん!)
「そのキスが欲しい〜!」と絶叫しながら舞台際までスライディングした姿は一生忘れないけれど、今回もわかせておりました。はい。

カサブランカ・ダンディでは得意の水芸を披露されたのですが、その際に情けなくも爆笑してしまったハプニング(?)が・・・。エヴィアン(?)のボトルをウエストに差し込もうとしているのに、入らない・・・。げげげ。○りすぎです、御大。ご本人も必死にねじ込むんですが、曲の呼吸タイミングも悪かったのか、お腹へこまず、入らないっ!爆笑。ごめんなさい。その後「これならどうだっ!」とばかりにキャップ側を下に、逆さにねじ込んでおられましたが、そうする前に「よ〜く念入りにキャップを閉める」姿に更に爆笑!そうですよね。それで水がもれちゃったら、笑うだけで済みませんわね。大変に失礼ながら、笑いころげまくってしまったのは私です。

麗人、熱狂のポラロイドGirl。勝手にしやがれの壁塗りも謎の新興宗教さながらですが、ポラロイドガールもかなりキてますよね。

このあと退場。そして何とイタリア消防隊衣装の復活!
しかし!今回はそれに真っ黒な阪神タイガ−スのヘルメットまでかぶり、ばっと後ろを向けば、背中にはタイガ−スのふろしきだか巨大バンダナだか知りませんが、虎のマ−クを背負っての登場!
やりたい放題ですね、御大・・・。
待ってました!のRock 黄 Wind。いやあ、盛り上がる上がる!嫌が応でも!!会場全体を引きずり回すパワーです。
黄金にも等しいあの御声が、一段と浪々と歌い上げる応援歌。
ここで気がついたのですが、応援歌っちゅーのは、本来、一般人が声を揃えてがなるように出来ているものなわけで、つまり、単純なんですね。そういう楽曲を、ウルトラ変化球級に難しい曲ばかり星の数ほども歌いまくって35年以上も生きてきた御大のような方が歌うとどうなるのか?
むちゃくちゃうまいんだな。
当り前なんですけどね。雄々しく浪々と、ある意味で、軽々と、楽々と。何の気負いも衒いも、技工に悩む事もなく、あっけらかんと幸せに、弾けるように歌うんだな、これが。こんなに楽しそうに歌うジュリ−、初めて見たかも。

その時、私の左肩越しに奥様は爆笑されていた・・・。
「ジュリー・・・あなた、家の茶の間のテレビの前でいつも同じ顔してるでしょ?」
まったく・・・バレバレぢゃっっっっっ!

更にお着替え。
4着目はとてもすっきりとしたス−ツ。
ナチュラルライトグレーなんですが、微妙にパ−プル入ってるかも・・・。
左の身ごろから左の袖にかけて、このツアー&アルバムのキービジュアルにもなっている「35」の「5」が大きくスミベタでアレンジされ、右身ごろの裾に「3」。右の袖には「1142899200」の秒数がピアノのキイを思わせる。
ジャケットの下のシャツは純白でジャケットと同じ「35」の文字が本当にお洒落!
早川さん!素敵です!!シンプルが素敵なんです!
う〜む、あのフォントは何だろう?「5」がベ−スラインから落ちるフォントはいくつもあるが・・・。(<勝手に悩んどれ!?)

アンコールはおまえがパラダイス、ダーリング。

本当にダ−リングだったのか、もう、あまりのことに記憶がないっていう自分がまた情けないんですが、御大がこの日一番の「即興の吟遊詩人」と化しまして、と、いうか、まるで1フレ−ズすっ飛びまして、その時に私めの目の前にいらしてまして・・・。
大体私は馬鹿のように大口を開けて御大と一緒に歌って楽しむくせがあるので、御大が間違えると我が事のように焦るんですね。
私の隣におりましたC嬢いわく「はっと気がついたら隣でこの女が投げキスをしていて御大がそれを受けていた」という証言があるのですが、実はこれは事実に反します。
私はキスを投げていたのではありません。
歌詞がすっ飛んだ御大の姿に息をのみ、思わず両手を自分の口に当ててしまい、その後、続きの歌詞を何とか伝えたくて(無理だっての)両手を差し伸べて叫んでいたのであります。御大がそれをどうとったのかは謎ですが(とってないっての!)なにゆえか!かの!王子様がその御手を私に伸ばされたのでありますっ!(<完全にイっちゃってる発言)

ああ、大丈夫、これだけで私ゃ来月の県民ホ−ルまで持たせられるわ・・・。

そして何故か再び、明日は晴れる・・・。

気持ちはわかるような気もするが、やめてほしいなあ。
同じ曲を2回歌われると、1曲分損した気分になるケチなファンがここにいるんですね。
う〜ん。

そんなこんなで、爆笑に次ぐ爆笑の怒濤の渋谷公会堂でございました。
今一つ盛り上がりに欠けていたライブ前とはうって変わって「幸せいっぱい胸いっぱい」で非常に朗らかに渋谷を後にした私でございました。

2003年1月12日(日)渋谷公会堂
正月コンサート「LOVE & PEACE」
色〜〜〜〜〜んな理由で、なが〜〜〜〜いこと書いていなかった
(正確には「掲載していなかった」)コンサ−ト・レポ−ト、再開です。

昨年の正月コンサ−トは、身体的理由にてチケットをおさえていながらも棄権。
とても久しぶりの、正月、渋谷、沢田大明神の初詣でございます。
大体、巷では松の内も過ぎちゃってんです。
でも!これなくして年が明けるかいっっっっ!
大変に遅ればせながら、詣でてまいりました。うふ。

師走に届いたチケットは「ああ、澤會さま。やはり私は日頃の行いが悪いのでしょおか。どうしてそれが御會さまにばれたのでしょうか・・・?」というお席。
松竹梅と、お席はあれど、いくらお酢も梅干しも大好きな私でも、これはあまりに酸っぱすぎ・・・と思われた梅チケットでしたが、会場にたどり着いてみれば、あれまあ?!結構竹かも?という、2階、舞台向って右側そで。ずずっと前にはり出したお席で、チビの私でも、これならどうなっても見えるかも!と大喜び。

身長が不自由ですと(笑)たとえ1階の10列以内でも、運が悪いと何も見えないんですよね。ちょうどセンタ−あたりが全然見えないことが、すごく多かった・・・。

しかし、その大喜びもつかの間。
なんじゃありゃ?あの、にゅうううん!と伸びたクレ−ンカメラは何なの!!
今日はビデオ撮りと聞いてはいたが、そんな新手で来るとわっっっ!ううむ。
御大、恐るべし。<?

正月コンサ−トも今日が最後。優しい友人の皆様からの情報もたっぷり(?)で、セットリストも下調べ済。<まったく頓着しない性格

さて、自称ネットジュリーファン界のピーコ、Keiko N. には非常に「おもしろいっ!」衣装でしたね〜、今回は〜。好き、嫌いは別として〜・・・わはは。
(たまに質問されることですが、私が「ジュリーの衣装にうるさい」のには理由があるのか?あるんです。1:「ファッション・デザイナー」ではないけれど、「デザイナ−」と言う肩書きで食べていること。2:両親が「ファッション界」の人たちで、物心つく前からファッションショーや展示会を見ながら育ったこと。自然と、ど〜しても気になっちゃうんですよね〜。)

1着目。
出ましたトレンチコ−トですよ〜。うう〜ん。やっぱしこれですよね〜。
と、思ったのはほんの1.5秒。「ああ?」なんか、ウエスト位置、高すぎませんか?
もう、しばらく前から気になっていたことですが、御大の体型は、何となく、私と似ている。<むちゃくちゃな発言その壱

身長の高い低いにかかわらず、胴の短い体型というのが、あります。
女性だとわかりやすいのですが、アンダーバストから、ウエストラインまでが、すごく短い。ちょっと幅の広いベルトのついたデザインのスカ−トやパンツを履くと、ベルトがブラジャーにさわってしまう。ゆえにハイウエストデザインの服が着られない。
身長が高めで、下半身が細ければ、この欠点は、長足という利点に摺り替えることが可能です。
でも、そういうハンデを最初からもっている体型の人間が、ウエスト以下、下半身が太くなるという不幸に見舞われると、かなり、辛い。

洋服の色や柄以前の問題として、体型にあったデザインという大問題をどうやってクリアするか、というのは一般人の命題でもあります。つるしの服をどこも直さずびしっと着られる体型の人は、世の中に10人に一人もいやしません。ファッションモデルだって、そうはいかない。

とにかくっ!あのトレンチのベルト位置は、いけません。まるで小太りのおばちゃんです。せっかくの久々の(?)渋いトレンチ(??)が台なしです。やはりコ−トなら、流して肩で着られるデザインに限定して頂きたい。風狂伝の二重回しなんか、素敵だったじゃあ〜りませんか!!あ、でも、ダッフルコ−トも似合うかも。ふふふ。

で、このコートなんですが、会場内で「あれはバ−バリーか?」と言う声を聴きましたが、私は「違うでしょう」に1票。>早川氏、その真相は?
普通のコ−トじゃないんですよ。だって。
薄いベ−ジュのトレンチと言ったって、まず、そこらじゅうに鋲がうってある!ボタンもあったかも。身ごろや袖にランダムに散らした銀の鋲。大きさも色々あって絶妙なデザインでした。その上、裏地は黄色!なのに、一部バ−バリ−チェック。(<謎の元)
襟の裏、ツ−ウエイカラーを立てた時に後ろからちらっと見える部分はパンプキンオレンジ。それだけだって十分凝っているのに、良く見ますと(2階から双眼鏡で見ているのでかなりアバウトですが)そっちこっちが染めてある!ガンフラップの裾や、ベルトの先、後ろの左裾のスリット部分などが、マスタ−ドイエローにぼかして染めてある!ううむ!うなりましたね、私は。あれは刷毛で染めたのでしょうか?ぼかし具合が絶妙ですが。(って、誰にきいてるんだか。>早川氏、あなたです。)
とにかく、バーバリーをばらしてあれだけ手を加えるのならば、最初っから縫っちゃった方が早かろう、と。

コ−トの下のス−ツは、グレーのダブル。柄は細かいチェック。右の身ごろのポケットフラップがダブルになってなかったら、まるでサラリーマン。紳士服の○○のつるしですか?って感じだが、そこはさすが早川氏。裏地は明るいブルーだし、左前身ごろと左袖、パンツの右側に横かぎ裂きが何本も作ってあり、イエローの下地を見せつつ派手にミシンがかかってました。どうせなら背中にも、ばっさり袈裟掛けがあっても素敵だったのに。わはは。

ス−ツの中は白いシャツとカフス(あまりに遠くてディテールチェック不可)。ジャケットのボタンホ−ルにはピンクのバラ。ポケットには白いチ−フ。タイはダークブルーのベースにライトブルーとイエローのダイヤ柄。タイピンと言うか、シルバ−系のタイバ−で、ちょっとルースに締めたタイの中程を、不思議なダブルフォ−ルドを作りながら留めてなければ、まったくもって、有楽町ガ−ド下の酔っぱらったサラリ−マンおやじだが、そのきわどさが、狙いなのか?ううむ。

今回のセットリストは、御本人もMCで「知らない曲」ばっかりなんてコメントされてましたが、どうなんでしょう?ここ5年くらいのアルバムをじっくり楽しんできたファンにとっては、とっても素敵な選曲ではありませんでしたか?私は正直言って、本当に久しぶりに、時間があっという間に過ぎてしまった選曲でした。「このビデオは買いだな・・・」と心の中で呟きましたもんね。

aloneで割とさらりとスタ−ト。愛しい勇気で少し力が入って、銀の骨で歌い上げる。
良いじゃないですか〜!!せ・つ・な・す〜〜〜〜〜ぎる〜〜〜!きゃあ〜!!
SPLEEN、許されない愛で、コートを脱ぎ、肩に羽織るのに失敗しつつ、ここにあなたが〜いたなら!駈け寄り〜!で、ばっとコ−トを落として手を伸ばすあたり、決めすぎ!決まりすぎ!!もう、カメラ回ってると、御大、キメキメ連発!来るか来るか来るか・・・来た〜!!!みたいなタイミングで、会場全体がもう、パブロフの犬の群れ。(ちょっと例えが悪すぎたか?)

君の嫁いだ景色は特に好きな曲じゃないけど、許されない愛の後にはク−ルダウンが必要なのかも。で、風は知らない。
この後に続くのが、狂乱の想い出のアニ−・ロ−リ−。私個人はこの曲に何の想い出もないんですが、多くのファンの皆様にとってはツボにはまりまくる曲だったんですね。おいでよひざの上へ、と、片膝ついてぱーんっと平手で膝を叩く御大に、私は「うっわ〜、はまりすぎ〜。そうくるか〜。でも決まってらっしゃいます〜。」と苦笑してしまったわけですが、会場内はもう、メロメロ。女王陛下だってベッドに潜り込んでもおかしくないナンパなモテモテジュリー本領発揮180%!やりたい放題やってください。あなたならそれが許されます、と言う瞬間を確かに拝見させて頂きました。はは〜。と、ひれふす私。

ウィンクでさよなら、の後で衣装替えに袖へ下がる御大。
この後の演奏、良かったですね!柴山さんがものすごくストイックな感じで、めちゃ、カッコよかった!髪型変わりました?なんかリ−ンな感じで良かった。

2着目。
お?何着てきたの?どこにいるの?(笑)は、冗談としても、一瞬まちこ巻きに見えたのは赤いチェックのフード。あんまりすっぽりとかぶっていたので、まあ、嘆きの天使には合ってましたが、「いつまでそれかぶってるの〜?まさか延々脱がないのでは〜?」とハラハラしてしまった。

とっても文章で表現しにくい衣装でした。大柄の赤いチェックと、ふた昔前のデニムを取り混ぜたジャケット。取り外し可能なチェックのフードとマフラー。パンツも同じデニム。(噂では赤チェックパンツもあるらしい)
が、このジャケットが早川氏やりたい放題で凝ってました!
まず、襟はダブル。襟を立ててもその下に更にもう1枚。しかも、右下襟のみボタンダウン。う〜ん。楽しい。
そして、身ごろと裾、袖口に色々とデザインが施してある。ベースが今では懐かしい感じのスト−ンウォッシュでない、ベタなブル−デニム。ちょっとウエスタンぽいカッティングでチェックのパッチワーク。何か、こんなジャケット、小学校の時、持ってた気がする。ある意味では、10代のアイドル歌手が着ても似合いそうな衣装だ。
それを着こなして、十分可愛いジュリーの怖さ、よ。
ともかく、チェックのフ−ドを脱いで、マフラーもとるし、ジャケットの身ごろのチェックのデザイン部分が、べりべりとはがれる構造で、その下には赤いラメのデザインが隠れている!袖口もばりりとひっぱると、ラメが登場するのだ。欲を言えば、せっかくここまでやるならば、ラメ部分も、もうちょっとデザインが欲しかったが。
そしてここでは終わらない!そのラメフラップ(?)も、最後には剥ぎ取られてしまうのである。

ちょっと前まで、ジュリーは、どんどん脱いでいっちゃう人だった。
何を着てても「ま〜、どうせ〜、最後は脱いじゃうの〜」みたいな感じだった。
きわどく白い肌がどんどん露出する、くらくらするような、脱ぎっぷりだった。
が、今回は、どんどん剥ぎ取っても、肌の露出は最低限だった。いや、別に、期待していたわけではないんですけどね。本当に。

ジャケットの下はオ−ソドックスな形のパンプキンオレンジのシャツ。
これがね。もうちょっとひねってほしかったなあ。色も、このオレンジは、どうだろう。私個人的には「いけません」チョイスだ。
赤が効いていたジャケットの下に合わない。デニムパンツの上にも今いち。
1着目のキ−カラーにもなっていたマスタ−ドイエローの方が良かったのでは?

常々思っていることだが、たとえ、あと10キロ太ろうと、10キロ痩せようと、変わらぬジュリーの美しさに、その手がある。指先から肘までのラインは、まさに芸術品だ。これを、最大限に飾らなくて、どうする。オレンジのシャツだって、あっという間に袖口がまくりあげられた。どうせなら、はじめからそれを計算しようではないか?
最初に書いたことだが、どうもジュリーはパンツが毎回ハイウエスト状態になってしまってシャツの裾が見苦しい。本当ならば、ベストやジャケットで、うまいことウエストラインを隠した方が足だって長く見えるし、素敵だ。
パンツの股上で調整が不可なら(HELLOの時のへそだしパンツはそういう意味では正解だったと思う)シャツの裾を計算し直すしかない。
シャツの袖に内側からベルトを付けてボタンで留めてしまうのも良いし、シェ−クスピア風に(それってどんなだ?)ぴったりとした長いカフスにゆったりとしたヨ−クで、肩のラインをきれいに出したブラウスとか。裾の長いシャツブラウスをたらりとオーバーブラウスにしても、きれいだろう。あ〜!色々着せてみたい!!(ジュリーは着せ替え人形ではありません。念のため。でも、きれい。うふ。)

アレンジの良かった自由に歩いて愛して。私の大好きな切ない、ねじれた祈り。タテのりの光線。きんきんに張り詰めた感じの曲が続いて最高でした。
ジェラシ−が濡れていくで緊張をといたところにゼロになれを持ってこられてしまって、ふいを突かれ(?)私は涙をこぼしてしまったのである。

ごく、個人的に、ゼロになれは、泣ける。泣いてしまう。人生で1番か2番かと言うくらい辛かった頃に発売されて、ウォ−クマンで通勤中に聴いては、雑踏ひしめく国会議事堂前のプラットフォ−ムででも、思わず涙をこぼしてしまった曲である。
今、この曲の通りに、コンサ−トを楽しみながら、優しい仲間と笑えることは、私にとって奇跡のようなものである。それも、この曲を歌ってくれたジュリーのおかげも、きっと、あったと、私は信じている。この曲と無事でありますようを聴きながら、何度線路に飛び込みたい気持ちを抑えたことか!!ジュリー、この場を借りて、感謝、ありがとうございました!

そんな私の感動をよそに(?)御大は忘却の天才になっていく。わはは。2階からですら、勘違い光線を発する貴方は、もう、神がかってくる。
ジャケットをぬいで、Espresso Cappuccino。忘却の天才アルバムで私が好きなこの2曲が選曲されていたのは嬉しいことだった。
ラジカルヒストリ−で、締め。うむうむ。納得の構成。

3着目。
これは、なんなんだ?狙いはわかるが、はずしてませんか早川タケジさん!
シンプルなニットのシャツブラウスとパンツの組み合わせ。良い色だ。
パンツは玉虫色にグラデーションが光る深紅と黒という色合い。
それに合わせたブラウスは同じ深紅に、黒が部分的にぼかして染めてある。
ハイネックで、ルースなギャザーをよせたタートルネック。左の身ごろと、左の袖に、肩からず−っと、シャ−リング加工でギャザーが入っている。それは良いんだ。それは良いんだが、何かがおかしい。どこかが変。
バランスが、すごくズレている。なんでだ?
私なりに判断すると、あのブラウスは、あまりにも女性物だったのではないだろうか?フリルを付けようが、レースをあしらおうが、洋服と言うものは、紳士物は紳士物だ。と、思う。ルネッサンス、バロックの昔から、タイツを履いた貴族だって、やっぱり、紳士服にはそれなりのラインがあってこそ、だったように思う。
でも、あのブラウス、おばさんぽい。<あからさまな物言い
肩にパットが入ってないのか、妙に肩幅が狭く、丸く見えるし、半端に貧弱で、半端に太って見えてしまった。ものすごく汗をかいている肌に、引きつるように張り付いてしまうと、ニット物はきれいなラインが出ない。う〜ん。いけません。

アンコールは白い部屋と落葉の物語。個人的にはなんか少しパワ−ダウンしてしまった。なごんでしまった、と言うべきか。

手をふって、下がったかと思ったら、袖に隠れる間もなく舞台に戻ってきたジュリ−。笑わせてくれるなあ〜。
金髪と茶ぱつの中間の髪。(?)さらさらの髪のトップが、珍しく少し短かめで、何か、モンチッチみたいでかわいらしかった。あの髪型は、オ−ルバック風のバリエ−ションはできない分、くずれるということもないし、ライブはやりやすいのかもしれない。
ジュエリーは、私が気がついたのは左手の人さし指のシルバ−リングのみ。
男性が人さし指に指輪をはめるって、なんか、すごく、難しいバランスなんだけど、ジュリーは、さらりとやるなあ〜。御大の手と指は国宝級だものなあ〜。

最後のおまけはAZAYAKANIとサ−モスタットな夏。
正月、厳寒のさなかに「サーモスタットな夏」う〜むというところだが。
何せ、今回のツア−名はLOVE & PEACEなのだ。うううう〜む。

ライトが落ちて、客席のライトがついても鳴りやまない拍手。
流石に、最終日の今日は、全員で再登場!深々とおじぎをされて退場。

良い顔してたなあ〜。これから飲むビ−ルの味がもう喉まで来てますって顔、なんて考えると笑ってしまうが、本当に幸せそうな顔を、久しぶりに、貴方と同じくらい幸せな気持ちで見せていただいた。ありがとう。

ぜひ、今年も1年、無事でありますよう。

こんな駄文を暇つぶしとはいえ、読んでくださっているあなたも、心と身体が健康で、争い事なく、心安らかな、幸せな1年でありますよう、深く祈っております。

何かにつまづいた時は、一緒にジュリーを聴きましょう。
下手な薬より、効くんだから!